現代のアレルギー事情と、食の相性

2017-05-29

海外でも、グルテン・アレルギーの人が増えているようで、主食のパンやパスタが食べられない不自由さと辛さは相当なものだとおもいます。

海外の人が日本に来るとき、飲食店では「私はグルテン(小麦)アレルギーで、セリアック病です」というようなカードを持っていて、店側に見せてそれらを省いたメニューを紹介してもらうようになっていますが、日本は多様な食品を使って調理しているので、作る側がそれらを認識していないと、大変なことにもなってしまいます。

日本では、小麦アレルギーの他、そば、えび、大豆、乳製品、卵、青魚、桃、メロン、サクランボなどがポピュラーですが、外国だとそれらの他に牛肉、ゴマとナッツ類、化学調味料、などが多いようですが、昨今やはりグルテンアレルギーが増えている模様。

 

食物アレルギーを起こす恐れのある食べ物

食物アレルギーによるトラブルを防止するため、消費者庁は、以下の食品の表示義務について規定しています。(平成26年12月現在)

特定原材料 7品目

えび、かに、卵、乳、小麦 症例数が多いもの そば、落花生 症状が重篤であり、生命に関わるため特に留意が必要なもの

特定原材料に準ずるもの 20品目 (可能な限り表示することが推奨された20品目)

あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン

※当サイトで使用しているピクトグラムでは、貝類・魚類(下記)をそれぞれの分類にまとめた計17品目を選定しています。
貝類(あわび、いか)、魚類(さけ、いくら、さば)


出展 :国土交通省総合制作局

 

その影響を受けて、世界で日本の米粉製品が注目されているそうです。米粉製品には、ラーメン、パスタ、餃子の皮、うどん、お好み焼き粉、などがあり、米粉でパンも作れるので、世界の需要が増えてきているのだとか。

この小麦アレルギーは、多分に遺伝子組み換え小麦が増えてきているため、アレルギーの増加があると思われますが、牛肉や鶏肉、豚肉などの肉類は、過剰な化学飼料などが影響しているでしょう。

また、ゴマやナッツのアレルギーのある人は、当然それらからとった油にも反応するので、アーユルヴェーダでは十分注意する必要があります。

アレルギーの増えた原因の一つに、腸内細菌の不足というのがあり、昨今は何でも殺菌、消毒する傾向にあり、素材から得る菌類や微生物が不足し、腸内で異常発酵してしまうことも多いそうです。昔は乳児に親が食事を噛み砕いて与えていたりしましたが、歯周病や虫歯菌がうつってしまうと、今では厳禁。帝王切開で生まれた子供は、通常分娩時に親から最初にもらう大腸菌や乳酸菌などの菌がもらえないため、アレルギーのリスクが高いそうです。

また土に含まれている微生物も大事な働きをするので、昔は子供が泥遊びや砂遊びをしても、それほど叱られませんでしたが、今は「汚い、服が汚れる」とさせてもらえないので、微生物も不足し、腸の環境はますます悪くなったりしています。

日本人が長寿の秘訣として、和食の中に発酵食品(漬物、味噌、醤油、納豆など)をよく摂り入れていますが、洋食化している今は、それらもよく摂られていないので、大腸がんなども増えているのでしょう。

養生食として、いろいろなものをとりいれるのはいいのですが、今一度原点に帰って「腸の状態をよくする食べ物」の見直しが大切だと観じています。消化力の前に、消化機能を整える…和食の深さをさらに実感。

gurtenfreepasta.jpgグルテンフリー・パスタ 浅草橋HAPA.

 

そして、最近気づかされたことは、「食の好み」が相性としてとても大事ということです。

最初のデートは大概、「一緒に食事」からですよね。この時、食事の好みや味の好みがぴったりだと、相性がとてもいいことに気づいてますか?気取ったレストランではなく、日常食べる物の嗜好が似ていれば、家庭で食べる食事はいつも美味しく、楽しく、幸せな気持ちになります。

最悪なのは、ベジタリアンと肉食の組み合わせ。欧米のご夫婦に多いのですが、ほとんど会話もなく、おそらくチューもしないと思われます。

なので、ただ「美味しい」と味わうだけでなく、好みが似ているかどうか、よく観察してみてください。そうすれば、ケンカしても好物を食べれば、仲直りしやすいでしょう。本当のところは、とてもシンプルです。

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