冬に最適だった天ぷら

2014-12-25

寒くなると、どうしてもこってりしたものがほしくなりますが、これは体を燃やすための「熱量の高い食べ物」を欲しているからです。

昔は、こたつと火鉢くらいしかなかったので、日本人は綿入れ等で厚着をし、味噌煮込みうどん等の少し濃い味の体を温める食品をよくとっていました。

3.11の後から、節電もかねてもともと冷房が好きではないのでクーラーを極力使わない生活での知恵を出していましたが、それなら暖房も・・と考え、仕事部屋では重ね着&マフラーで過ごすようにしてから、体温がぐっと上がって「寒さに耐える体」と「冴えた頭」で仕事が効率よくできるようになりました。

 

そして、食事・・・「あ〜野菜天ぷらが食べたい!」と内なる声。

今年の春は旬彩としてよく山菜の天ぷらを食べましたが、冬の素材を考え食べたいものは<舞茸・ごぼう・レンコン、人参、春菊そしてジャガイモ!>

特に、ゴボウは博多風にスライサーで薄く切って、かき揚げに。これはご飯にも、そばにも美味しいのです。

yasaitenpura.jpg

野菜天ぷらは、天汁ではなく大根おろしをたっぷりすって、お醤油をかけたものに浸すか、塩が美味しい。塩分とりすぎが気になるなら、抹茶塩やゆず塩等で。あるいは、ジャガイモやレンコンなどには、衣に青のりを入れると、これだけでも美味しいです。

 

アーユルヴェーダでは、油で揚げた調理を「重性の食事」にカテゴライズしますが、インドではディープフライという油でゆっくり揚げる料理があります。そこへいくと、天ぷらはさっと揚げ、しかも大根おろしで食べると消化促進も兼ねるわけですね。生ごま油で揚げれば、「江戸前」となり、ヴァータを鎮めてくれます。

そして、野菜にはボリュームがあるので、そんなにたくさん食べなくても満腹感がでやすく、意外に鍋よりは食品全体の摂取量が少ないことに気づきました。

汁物には、しょうがを効かせたすまし汁と、カブや大根の漬物の副菜も消化を促し体を温めます。もう一品副菜をつけるとしたなら、白和えや胡麻和え、ヒジキの煮物など少し甘い味のするものを加えると、さらに食べ過ぎを防いでくれるでしょう。

そして、とても経済的でした。3時間後には、すっかり消化したらしくお腹がすっきりしていました。

 

揚げ物は悪者! とずっと思っていましたが、体は正直。実際にインド式カレーを作ると、相当の量の油を使います。天ぷらは、私は小さいフライパンを使って揚げているので、そんなにたくさんのオイルは使いません。インド料理のほうが、摂取するオイルの量が多いと思います。

オイルをたくさん使った料理を食べて太るのが気になるなら、ぜひ暖房を切って体を燃やしてみてください。重ね着で寒さに体を慣らすと、代謝が上がって体温が上昇しやすく免疫力が鍛えられます。

最近よくデトックスと言いますが、毒素がたまるくらい食べすぎているわけです。食事量を減らし、適切なカロリーが摂取できれば、燃焼して毒素がたまる要素もないわけです。

最近の日本人は、若い人も含めて少し太り気味の人が多くなりました。

今までの概念であるカロリーや栄養素、調理法や食養法等は万人を対象にしていましたが、昨今注目されているのが、腸内細菌叢です。糠漬けや味噌など発酵食品をよくとる日本人の腸には、非常に多くの腸内細菌がいて、それが消化と同時に栄養物までも出し、少ない食品でも元気でいられることがわかってきたそうです。

アレルギーやアトピーの増加は、食事の欧米化に伴い、日本古来の発酵食品等をとらなくなり腸内細菌がいなくなっていることが原因とも言われています。

日本料理が世界文化遺産に登録された今、もう一度全体を見て「組み合わせの妙」の中にアーユルヴェーダ的なものをたくさん見つけ、「旬の味」「栄養バランス」「消化しやすさ」「趣(センス)」を大切にした和食を大事にしたいですね。

★今年の大みそかは、野菜天ぷらで! 年越しそばも天ぷらそばで愉しみましょう!

 

 

この記事へのコメント
この記事へのコメントをご記入ください。
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

(ブログ管理者が承認したコメントのみ表示されます)
この記事へのトラックバックURL
http://www.blogdehp.net/tb/15152363
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
(当記事へのリンクを含まないトラックバックは受信されません。)