ASIAN SEEDS-7

2012-10-01

0930flmoon.JPG 嵐の去った後顔を見せた中秋の名月。とても澄んだ輝きだった・・。

すさまじい風を伴う台風一過のあと、澄み渡る空や風、質感、明らかに前へ進んでいる感じがする。

社会的には問題は山積しているけれど、そんな事はもうどうでもよくて、むしろばかばかしいくらいで、この3次元の世は<欲の戦いの場>だった事を痛感する。

 

私がアーユルヴェーダを説明する時、必ず付け加えるのは 「人体は小宇宙、宇宙と人間は全くの相似象で、宇宙に何かが起きれば人間に影響するし、人間に何かが起きれば宇宙に波及する。だから一人一人の心身を自ら健全にする事がとても大切。そのための叡智」と説く。

放射能を発見したキューリー夫人、核融合を見つけたアインシュタイン、電磁波を人工的に作ることに成功したニコラ・テスラ・・。でも彼らは、自分たちが発見したものが殺戮に使われるなんて思いもよらなかっただろう。でも、スポンサー達は「権力と支配」のためにそれらを武器にして使うために彼らの知恵を利用した。

そして、核のボタンを押す人はたった一人。その国の責任者。狂気の責任者であれば、いともたやすくボタンを押すだろう。何百万人殺しても、その国が国際的に権力があれば責任は問われない。そしてその人を静止する人もいない。その繰り返し・・。つまり世界の全体性やしいてはこの地球のことなど、全く思ってもいないということだ。でももう今回はそれをダメだと地球が決心している。 

 

<AMA族の軌跡>−インドネシア編

「玉砕」という言葉があった。

軍国主義の生んだ忌むべきものと教育されてきたこの言葉を、インドネシア・バリ島の人々は「ブブタン」(=死への戦い)と呼んで誇りにしている。

 

「玉砕」は、かつての日本人だけの言葉ではない。

愛する者を護ろうとする、全ての人々のものなのだ。

 

植民地時代に成熟期に差しかかった1900年頃からオランダは、アジア攻撃の為に、スマトラ、カリマンタン、スラウェシ、バリへと平定部隊を差し向けた。

既にジャワの支配を完了したオランダ植民地政府は、これら植民地からの収入を最大限に吸い上げながら、未だに完全支配の終わらぬバリをどのように攻撃するか、その機会を伺っていた。

 

そうした時期に中国の小さな汽船がバリ島サヌール沖で難破し、積荷が略奪されるという事件が起こる。1904年のことである。

船主がオランダ政府に責任を追及したのに対し、オランダはバリ島バトウンの王にこの損害賠償金を支払い、犯人を処罰するように要求した。

しかし王はこれを拒絶し、二年後オランダはこの事件を口実にバリ全島の完全支配をもくろみ、サヌール沖に軍艦を漂泊させた。

 

オランダは軍艦からバリ島デンパサールを砲撃し、サヌールからバリ南部へと侵入した。

王の兵士たちは海岸近くの椰子の背後に伏せ、敵が上陸するやいなや直ちに襲撃しようとした。数千のオランダ兵に対し、バリのこの初陣の兵は数百名だったといわれる。

オランダ兵はボートの上から発砲し、その高性能の銃弾は一発でバリ兵を倒した。また大砲からの砲弾は寺院に命中し、これを破壊した。

 

祠も神の座も忽ちに廃墟と化していく。バリの寺院がこんな壊れ方をしたことはかつて無かった。

 

「寺を壊すなんてことがありうるだろうか?

どうして神がお許しになったのか。」

 

人々は驚嘆した。

全住民は避難し、バトウンの王宮のまわりには三千あまりの人だけが残っていた。

前日、王は人々にこう語っている。

 

「明朝最後の攻撃をし、大きな戦いがあって終末が始まる。

王宮を去りたいと思うものは妻だろうと召使であろうと奴隷だろうと、自由に行ってよろしい。

しかし、私と終末に直面したいというものは、おのおの白い衣装と上着を作らねばならない。」

 

王国には、すぐに明日が終末だということがあまねく伝わった。

どの寺院にも供物が捧げられ、王宮に属する人々がデンパサールへと集まってきた。来ない者ももちろんあった。

そうかと思うと、王と何の関わりもない人々もお供に馳せ参じてきた。

人々は妻子を連れ、老人や子供達と一緒に王宮へ入っていった。

白麻を持っているものは白に装い、持っていない者は精一杯美しい色の付いた腰布をまとってやってきた。

ひとりも恐怖を抱く者はなく、みな陽気でお祭り気分だった。

しかしその夜は誰も椰子酒を飲まなかった。犠牲は清浄にして神聖であり、頭を澄ませ、真摯に己と直面せねばならなかったからだ。

夜が更けるにしたがって王宮内に集まる数は増して套く集団となった。

やがて夜が明けるとオランダ軍はデンパサールへと猛攻撃をかけて進軍してきた。

 

従者の肩に担がれ、ルビーとダイアモンドを散りばめた黄金のクリス(短剣)を持ったラジャ(王)は、きらびやかな集団を率いて、真っ直ぐにオランダ軍の銃隊へ向かって進んだ。

その光景はまるで舞台の上のようであった。人々はきちんと正装し、ゆっくりと落ち着いた足取りで歩いた。

 

まるでオランダ軍が大砲や小銃を持って眼前に備えていることも、王宮が包囲されていることも、全く念頭に描いていないかのようであった。

そこには完全な神との空間が存在していた。彼らはバロンやレゴンを踊る

踊り子のように憑かれていたのだ。

踊り子でない限り、あのように装い優雅に行動するはずはなかった。

しかし、王の張り詰めた態度にやがて強烈な迫力が発散される。

突然、王は肩から覗いていた鞘からクリスを抜き、頭上にかざした。

刃は太陽に輝き、異様な叫びがまわりから起こり、次の瞬間、彼らはクリスを手にオランダ兵へ向かって突進していった。

 

王宮の割れ門からは後から後から人が吐き出され、みなクリスを持ち、同じように死の狂気を目に漂わせ、黄金と白い花を頭に巻いて、装い飾り立てていた。

オランダ軍はこの狂気の人々を神懸かりから覚醒させ、降伏のチャンスを与える為に三度射撃を止めている。

しかし人々は自ら選んだように死すべく定められていた。

どんなことをしても彼らの儀礼を押し止めることは出来なかっただろう。

 

何百人かが銃弾に倒れ、さらに何百人かが頚骨の上から突き立てた。

人々は刃先が心臓に届くようにする古式の聖なる方法に則って自らのクリスを胸に突き立てた。

男たちの次には女たちが続き、正装した少年や髪に銀を指した少女、幼児を抱いた母親までが次々と門から出てきた。

彼らは皆花を髪に飾り立て、その芳香は硝煙の匂いと血と死の病的な臭気と混じって空中に充満した。

 

僧侶たちが死にかけている者に近寄り、その痙攣する身体に聖水をかける。

王女たちは、黄金の冠や手足に付けた貴金属をオランダ兵に投げつけ、弾丸に当たって倒れた。

妻を先に殺してから自決する男たちがいた。我が子の胸にクリスを突き立てる女たちがいた。

 

やがて道は死んだ者と死にかけている者で埋まり、それでもなお王宮からはまるで水門から流れる水の如く新しい犠牲者たちが吐き出されてきた。

 

当時のオランダ軍の指揮官は、バリの人々が自分たちの理解を超えた勇気と誇りと聖なる狂気を持っていることを知って気持ちが重くなり、多くのオランダ兵がその光景に戦意を失い、嘔吐を繰り返していたことを後に告白している。

 

動物は一般的に自殺しないと言われているが、高貴な血統のある馬は、ひどく責めたてられたりすると本能的に自分の血管をかみやぶろうとする。

ブブタンはいわば自分と神々とを絶望的な死の中で合致させようとする試みであり、バリの人々の精神の高貴さの表明であった。

 

20世紀初期のオランダのバリ支配は、この首都デンパサール周辺の小国家バトウンの王侯貴族たちの玉砕によって完了し、ラジャたちの治世の終焉を導いた。

バリの人々の、自分たちの土地や文化を、命懸けで護ろうとする強烈な誇りと意志の証であるこの死の決行とその大量死は、オランダに如何にバリの人々を慎重に扱わねばならないかを教え、その神々と伝統を保存せしめることに生かされたのである。

 

ARION,O∴O

「アリオン語録」より(発表年月日不明 2000年以前)

日本人なら、この情景は 「人間魚雷」「特攻隊」の玉砕として理解されると思う。

このインドネシアの体験があったからこそ、アメリカは第二次世界大戦後日本が敗戦した時に天皇存続と天皇自ら「敗戦宣言」を行わせ、皆が死に急ぐ事がないようにさせたのだ。

敗戦したため、私たちは西洋の文化が自国のものより優れたものとしてどんどん取り入れるようになり、神や儀式からどんどん遠のき、誇りも失っていった。

そして今は、パワースポットとして自分の欲望をかなえてもらうためだけに神社や寺参拝を行う人で溢れている。

ise.JPG伊勢倭宮から現れたとされる神光 8月27日(In Deepより転載)

 whitewhale.JPGオーストラリアに現れた世界で一頭だけといわれる白ザトウクジラ。海の神だね。

どうやら宇宙からの応援が続々届いているみたい。あちこちのピラミッドからも光線がでている。

このASIAN SEEDS を読んだ人は、どうか敬虔に祭神に関して、神の思いに対して意識をフォーカスできたら、それだけで天と地と人が一体に結ばれるグリッドが出来る事を感じて欲しい。神はつながる為に私たちをおろしたのだから。

 

強く儚い者たち by Cocco with Bank Band  人は強い?弱い?

 

  

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