和ーユルヴェーダ・クッキング 金針菜活用法

2012-06-02  和ーユルヴェーダ・クッキング

女性で貧血の人は結構います。

アーユルヴェーダでは、最初の代謝経路であるラサ(乳び)→ラクタ(血液)への変換経路の異常と考えますが、この二つは代謝経路の初期の為ここで充分な血液が作られないと、連続的にその先の変換経路である筋肉や骨髄そして最終的な精子や卵子の状態が不十分なものになると考えます。

若い頃は貧血でも、年齢を重ねると正常になりやすいのですが貧血が続くと、諸機能にまで影響がでてきます。

造血作用のあるものというと、従来はレバーやほうれん草が定番でしたが、最近の素材で中華料理でよく利用される「金針菜」がとても貧血に良いということで、料理を試してみました。

 

<金針菜> きんしんさい

ゆり科のカンゾウの種類の花を乾燥させたもの。根は薬に、葉と花や蕾は食用に全草利用できる素晴らしい植物。

 

,wetkinshinsai.JPGさっと水洗いしてから、水につけて戻す。戻し汁もスープ等に利用。

5時間以上水につけるとぐーんと大きくなります。

<効能>

タンパク質、ビタミンA、B、C、リン、ほうれん草の20倍 の鉄分などミネラル成分がはいっている。補血、利尿、神経衰弱、膀胱結石に効果がある。鉄分を多く 含むため、貧血の特効薬として知られ、精神安定の効きめもある とのこと。

★甘味、涼性 があり、 肝・心・脾 への作用

これはアーユルヴェーダで見ると、ピッタのコントロール効果を直観しました。

戻したものをそのまま食べて見ると <甘味・苦味・かすかな渋味>があり、これはもうピッタに最高の素材です。味に癖がなく、食感がショキショキしているので、どんな料理にも使えると感じました。

おそらくアーユルヴェーダ的には、 ピッタ ↓ ヴァータ ↓ カパ→

中華料理では、肉類と一緒に炒めたりスープにしたり、が定番ですが この食感とかすかな味を大事にして特にベジタリアンの人の栄養補給にぴったりと考えました。

 

冷蔵庫にあるもので作って見ました。

kinshinsaicooking.JPG 野菜スープ、ジャガイモと金針菜のきんぷら風(花椒入り)、とろろ芋のメニュー

6味(甘・酸・塩・苦・渋・辛)、5色(赤・白・黄・緑・黒)、そして貧血改善のレシピとして考えました。 

スープ: 金針菜(戻し汁も)、大根、レタス、しいたけ、しょうがを使用。(野菜に火を通しすぎず、食感を大切に野菜の旨味を最大限に引き出して、塩、胡椒、しょうゆ、和風だし少しだけで調味)レタスの苦味が金針菜とあいます。ここに春雨やそうめんをいれても美味しそうです。

きんぴら: ジャガイモを薄くスライスして水に晒し、太白ゴマ油で透き通るまで炒めたら、金針菜を加え砂糖と塩、しょうゆを加えゴマ油を少したらして調味。最後に黒ゴマと花椒をふりかけて香り付けする。

 

→ とろろ芋は日本人は大好きですが、台湾の人は生で絶対に食べないそうです。ちなみに私は、体がばてて食欲がないときに、とろろそばで回復した経験を何度も持っています。だから私にとっては命をつなぐ食材ですね。

 

<鉄分の多い素材 一覧表>

豆類:大豆、きな粉、凍り豆腐、あずき、納豆、油揚げ

海藻類:あおのり、ひじき焼き海苔、わかめ、塩昆布

野菜類:切干大根、パセリ、つまみ菜、枝豆、サラダ菜

イモ類:サツマイモ、大和芋、里芋、長芋、ジャガイモ、

木の実:ゴマ、松の実、カシューナッツ、ピスタチオ、アーモンド

きのこ類:きくらげ、干ししいたけ、まつたけ、えのきだけ、

果物:デーツ(乾)、干しぶどう、プルーン(乾)、アボガド、

魚類:煮干、アサリの佃煮、干しエビ、アユ、鰹節、ウナギの肝、

肉類:レバー(豚)、レバー(鳥)、牛肉(みの)、卵(卵黄)、

100g中の含有量の多いもの 青字

この一群をみると、保存性のある乾物なども多いので、是非備えておくと良いと思います。

金針菜は、クセがない味なのでお味噌汁やサラダ、酢の物、炒め物、何でも合いますが食べ過ぎると下痢をするそうですので、アクセントとして3食のなかに上手に取り入れると良いと思います。

さらにゴマやきくらげ、のりなど上記の素材を上手に組み合わせれば、さらに鉄分アップにもなります。

 

→これから増えるピッタの悪化症状 : イライラ、過度の興奮、怒りっぽい、眠れない、過剰食欲、鼻血がでる、下痢、異常に暑がり、皮膚炎、体のほてり、胃腸炎、胸やけ、目の充血、抜け毛、頑張りすぎ、など

<ピッタ対策として夏に涼しげな金針菜メニュー>

★ そーめんの薬味の一つとして刻む。→ ミョウガとよくあうでしょう。

★ キュウリかニガウリ、ワカメと一緒に酢の物にする。

★ 味噌汁やスープに彩りもかねて最後に3本ほど入れるとよい。

★ あるいは、貧血用に金針菜をメインに戻し汁も利用してスープを作る。(和・中・洋 風どれでも)

★ 炒め物にはきくらげも一緒に組み合わせると、最強の造血コンビになる。 

一度に大量に食べず、一日で定量取れることを優先に考えてレシピを作りましょう。

特に妊娠中で貧血の方は、赤ちゃんにも血液が足りなくなるので積極的に料理に取り入れてみてください。

授乳中にもおすすめです。

 

■精神安定効果も高いようなので、この場合は長芋や豆腐などカパが少し増えるものと一緒に摂取すると安眠が促されると思います。 まさにピッタに最適な素材です。

 

これから日本で入手しやすい薬膳の素材を使った、和ーユルヴェーダ薬膳 をどんどん紹介していきます。

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