空海(表)

2011-09-12

今日は中秋の名月。そしてものすごく暑かったですね。

今年の月は特別なので、ちょっと念入りに月見を祝うことにしました。

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月見菓子とお茶とお酒、ススキが無いのでカヤツリグサで風情を。そして月見酒・・うまいっ!

 

先日、「空海展」に行ってきました。(もちろん、AMAドレスを着て!)

すると、色々な事が見えてきました。

空海は平安時代の人ですが、唐にわたって密教を学び帰国してから天皇にいかに仏教がすぐれているかを問き、布教と開山するに至りました。

唐で恵果和尚は、「遠方から外国のものが学びに来る」と夢で告げられ、空海に惜しげもなく真言密教を伝授しています。今考えると、門外不出とされると思うのですが、夢のお告げは絶対なのですね。

今ならばものすごい広い範囲で色々なものをとらえられますが、当時は「斬新な教え」と捉えられたのでしょう。儒教や道教より、仏教それも真言密教がすごい、と説得したのです。

そして、言葉だけでは伝えきれないものがあるので、仏像の姿で「仏の働き」を表し、曼荼羅で宇宙の理を説きました。

私が面白いなあと思ったのは、「不動明王」がものすごい形相で、シヴァ神とその妻ウマア(パールバティの前身)を踏んづけているところです。

不動明王のエネルギーはどうみてもシヴァ神であり、むしろドウルガーとシヴァ神が一体になったものと感じるのですが、自分を踏んづけているとは・・。

それは、インドで生まれた仏教なのに、のちにヒンドウ教に追いやられ、ヒンドウの中心的神であるシヴァに対しての圧力として見せている、と感じました。

だって、スサノヲのコードの一つにシヴァがあるけれど、孔雀明王というのもあるのです。孔雀明王も密教のなかで「慈悲」を表す仏として崇められていますが、インドから中国にわたった経路から、仏教+ヒンドウ教=密教 みたいな感じになったのでしょう。

 

こうしてみると、年代が古い順に人間の成長として「教え」がもたらされ、まずは「個」の成長として「個」を磨き、集団になると「法」や「秩序」を基盤とする「教え」がもたらされ、やがてもっと神や仏に近づく為に「宇宙観」というものがもたらされていったように感じます。

空海のもたらした密教は、呪術性の強い真言(マントラ)を用いて、怨念や不浄霊を祓い、力をつけることで、朝廷に受け入れられたのだと思います。(今で言うエクソシストみたいな感じ?)

源氏物語にも、陰陽師みたいなものがでてきますが、マントラや護符、呪術のはじまり、と言う感じですね。

そして自分自身が不浄の力に負けないように、独鈷とかの武具と儀式を作っていったようです。

多分独鈷は、シヴァ神の三叉剣をモチーフにしていると思われるのですが、剣先を中心に集める事でコイル状にエネルギーが放たれ、入ってくるのでしょう。

 

空海は筆の達人ですが、本当に達筆でびっくりしました。

そして仏像やモニュメントは圧倒的な力を人々に見せ付けますね。だから、イスラムは偶像崇拝禁止として、ことごとく破壊したりするのだなと思いました。

私は神社は好きですが、お寺の感覚がどうも好きではなく、仏像や観音像とかはあまりみたことがないのです。

神もカタチをもちませんが、でも神社によっては強い感覚があるのです。

でも、Kookai (裏)→ 魔女のお気に入り にも書きましたが、神呪寺には行って見ようかな、と思っています。よかったら、妖しい 裏面もご覧ください。

 

空海展は、上野国立博物館で20日までの公開です。

いろいろわかってくると、歴史や美術などの芸術が、違う角度からも楽しめるようになりました。

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