神様のカルテ

2011-08-28

昨日外出していて時間がとれたので、見ようと思っていた映画を探したらまだあいにく封切り前。それならば、何か他のものですぐ見られるもの と探したら「神様のカルテ」というのがみつかりそれにしました。

そういえば、出演している加賀まりこさんがとても思い入れたっぷりに語っていたのをテレビでみたこともあって、別に嵐の翔君フアンではないけれど、残り少ない席をゲットできていざ鑑賞。周りはさすがに若い女性ばかり。すごっ!

 

医療物は、大体ストーリーが似てくるのだけれど、ここでのメインは「治す医療」というよりこれからの医療の考え方、をテーマにしていました。これはとても共感できるもの。もう長寿の時代は終わり、これからは看取り方や逝き方というのが大切になると思っています。自分の生き様の最終シーンをどうしたいか・・。それには、残りの日々も含めた生き様がとても大切。

加賀まりこさんは、身寄りの無い末期がん患者の心や思いをとても切なく麗しく演じていました。

 

そしてもうひとつの付箋は、「魔女のお気に入り」7月31日に出したメッセージとぴたりと一致する夫婦のあり方。翔君演じる夏目漱石マニアの主人公医師は、頭と思考が<坊ちゃん>そのもの。クラッシックな言葉使いは、現代では「よそよそしい」と感じてしまうかもしれないけれど、私くらいの年代なら「忘れかけていた大切な<間>と夫婦としての適度な距離感」を彷彿させるでしょう。

若い人は気付けないかもしれませんが、頭の中が坊ちゃんな夫に「○○じゃん」とか崩れた言葉使いは通じないし、恐怖を抱かせる。そこをクラッシックにだんなを○○さんと呼び、呼ばれたら「はい」と答え、だんなさんの帰りを階段に座りながら待つ、という大和撫子な奥さん像を描いた監督はまだ30代半ばという若さ。でもとても新鮮に、そして懐かしく、大切なことを思い出させてくれました。

言葉遣いというものが、これほど大切なものだということ。そして、見守るという感覚。言葉にせずともちゃんと理解し、必要な時はきちんと寄り添う形。まるで野の花のように、存在そのものを愛するという形を見事に見せてもらえたと思います。

 

その日がなんと初日ということで、待たずに見られたことが本当にラッキーでしたが、隣に座っていたイケイケのお姉さんが映画がはじまってすぐグスグスと泣き始め、最後まで鼻をすすりっぱなしなのを感じていて、少し日本の未来が明るくなるような感じがしました。(よかった、感性健在!)

そして 私は確実に新しい流れを感じ、その余韻にひたりたくて3駅をわざと歩いて帰りました。ずっと一緒さ、をハミングしながら・・・。

どの年代の人にもおすすめです。そしてマッチョでイケメンの韓流スターもよいけれど、桜井君のようなまさにジャパニーズな撫で肩・気弱風男子に、大和撫子ならもっと本質を見て応援してあげたいよなあと、年を重ねたおば様は何だか感じてしまうのであります。 

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