サラスヴァティ(SARASVATI / 弁財天)

2011-05-24

sarasvathi12.jpg サラスヴァティ (芸術と才能の女神/ 水の女神/ 創造神ブラーフマの妻神)

インドに初めて訪れた時、アーユルヴェーダの薬草は神々が支配しており、神の性質を知ることが効能等にとても大事なヒントになることを知り、本をたくさん読んだ。

大いなる神々のなかで私はこのサラスヴァティに一番惹かれた。それは、「自らの才能に気付き、それを伸ばすために学び研鑽すれば、真珠のような財になる」 というもっともな女神だと感じたからだ。それに楽器を演奏してて「カッコイイ!」と単純に思った。

<サラスヴァティのコード:ヴィーナ(中国で琵琶になる。シタールより小さい)、真珠、経典、白鳥(乗り物)、孔雀、水の上に浮かぶ蓮に乗っている、川> 

才能と学びと音楽などの芸術の女神。 それが仏教と共に中国にわたり「弁財天」となり、なぜか才が財になりお金の女神になって七福神の紅一点として日本にやってきた。 

すると日本では、元々在った神道に仏教が合流して神仏混合になったが、もともと日本の神道の中で美人の誉れの高い アマテラスとスサノヲの誓約によって生まれた三人の娘(宗像の三女神)の末っ子市杵嶋媛などが祀られている水辺の神社のところに弁財天が合流した。一番多いのが市杵嶋媛だが、三人の娘は奥宮のあるところの神社にはそれぞれ祀られていたりする。 これは古代は末子相続のためということと、三人の中で一番霊力が高かったのが市杵嶋媛だったから、ということのようだ。

自然環境の中でイノチを育み作物を育てる大切な水は、川や海、湖、泉に代表される。乾燥地帯であるインドや中近東はとりわけ川を神格化し、中近東では川が枯れないように川の神と結婚するという儀式もあったりする。

サラスヴァティは、創造神の妻神としてブラーフマの傍らにいるが、ヒンドウ教の女神の中では唯一化身もせず単独で独自の場を持っている。しかも、日本にまでその個性のまま来ているくらいだから、とても意味があるのだろう。

ちなみに宗像の三女神は福岡の宗像神社に祀られているが、オリオンの三ツ星という説があり、弁財天の神紋は ∴ である。(三角三つで描かれることが多い)

日本の五大弁天と呼ばれるものには 厳島神社(広島)、竹生島神社(琵琶湖)、江ノ島神社(神奈川)、天河神社(奈良)、金華山神社(宮城) があり、とりわけ天河神社はアーティストが自分の芸を奉納しにいくことで知られていた。(多分1980年代から90年代初期がピーク)

日本の多くの弁財天系神社は、「お金欲しいです」という人がたくさん集まるから、天河はとても特殊な場所だった(行くのにちょっと大変だけれど、かえってすぐ行けないからよかったと・・)

このサラスヴァティは白鳥に乗って優雅に移動するが、弁財天になると龍の頭に乗り嵐を巻き起こしたり勇ましくなった。

私はずっと前述しているけれど、サラスヴァティはアーリオーンのエネルギーを表現している神の一つ。そしてアート(芸術)の真髄。

今NHKの大河ドラマで「江」をやっているけれど、江も三姉妹の末っ子。この三姉妹の生まれは近江で琵琶湖のほとり。竹生島神社は、父の浅井家が擁護してきたところ。

そして来年の大河は、「平清盛」で彼が建立した厳島神社が舞台となる。これは偶然?

歴史は重ね重ねプリントするように、同じことを繰り返しながら進んでいく。螺旋階段のように。

物事を単純に見ていると観えていないものが、一つのコードを頼りに読み進んでいくと、全体がつかめたりする。

サラスヴァティは、今度はどんな音色をかき鳴らすのだろう? それとも龍の頭に乗って嵐を巻き起こすのか? 江は 文字通り川の流れであるし、平清盛は 海賊として名を馳せた武士。

川から海へ・・。今年から来年への流れは、見えてきた・・? 激流かも?

TATSURO のサラスヴァティ讃歌 <SPARKLE>

http://www.youtube.com/watch?v=V3MHzq6xG-Q&feature=related

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