サイババの死 ニューエイジの終焉〜真の精神へ

2011-04-25

キャンディーズのスーちゃんが亡くなったニュースが大きくて、ひっそりとした記事だったがインドのマスター サイババが昨日亡くなった。84歳。

1980年代後半から90年代にかけて、世界中にものすごいブームを巻き起こしたサイババ。一番話題だったのは、くるくると手を回して突然出てくるビブーティーという灰。聖なる灰ということで、駆けつけた人はそれが欲しくて連日おしかけていた。灰だけでなく、ブレスレッドやペンダント、指輪なども物質化し、特別な人に与えるという。

空気の中から、あっという間に金属を物質化してあらわす・・・まあ、インドなのでヴェーダ的に言うと、始めは無であった宇宙空間に、ある意志から音なき音(ス のような無声音、バイブレーション)が放たれ、空間が揺れて男性原理であるプルシャが現れ(この段階では非物質)、その対岸にその具現化である女性原理 プラクリティが出現し、5つの感覚が現れ・・・うんぬん・・ というように、一瞬に具現化して物質にしたもの、だという。

それが「すごい!」ということであっという間に世界に知られ、インドでは先にアーユルヴェーダを広めたマハリシ・マヘーシュヨーギ(2008年逝去)、ヨーガ指導者だった和尚、瞑想家クリシュナムルティ等という精神指導者が続々と海外で知られた後に現れたのがサイババだった。 

日本では、東大卒のインテリ青山圭秀氏が「理性のゆらぎ」でサイババを紹介し、あっという間に広まって芸能人もたくさんサイババに会いにでかけ、後編の自分の運命が書かれた葉「アガスティアの葉」を読みに、これまたたくさんの人がインドを訪れた。

私はほとんど興味をもつことがなかったが、青山先生がサイババからもらったというブレスレッドをみせてもらってちょっと変色していたが気になり、まったく同じデザインのものを他の人がしていたのを見て(サイババからもらった、という)、少し不思議な気になった。ただの輪っかだったら何にも思わないけれど、微妙にデザインがあったので「同じデザインのものが空中から出る?」不思議だなと思っていた。

1980年代後半、米女優シャーリー・マックレーンの霊的体験をつづった「Out on a Limb」を皮切りにあっという間にアメリカで広まったスピリチュアル・ブーム。チャネラー、UFO,神霊、哲学者、霊能者、魔女、占星術師などがごそっとでてきて、とりわけインドの神秘家は欧米でとてももてはやされた。インドというだけで不思議だったから、ヨーガも、コブラ使いも、アーユルヴェーダもみんな一緒の不思議の一グループ。日本にもすぐに上陸し、最初のアーユルヴェーダブームが起こった。が、地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教のおかげで、日本のインドブームは撃沈した。

サイババもそれを機に徐々にフェイドアウトしていき、かわりにHUGで癒す世界の母アンマが人気となった。

ただ、80年代は宇宙的に人々の魂の進化を促すエネルギーが送られていたのは確かなようである。だからここまでブームになった。

それらの中に私はどっぷり浸ったかというと、流れてくる川のようなものであり、水に流されるのではなく自ら泳ぎながら、自分に合う水を選んで突き進んだという感覚。年代も、環境も、ちょうどいい時期に遭遇した。その中で自分にぴったりとあい、ずっと泳ぎ続けている川がアリオンだった。そしてとうとう、カミの手のひらの上にのっかった。

あれから20年余り・・ 先月の地震の2日前に、2012年12月で世界の終わりを告げていた「マヤ歴」の復活を唱えたホセ氏が亡くなり、続々とあの時代のリーダーがフェイドアウトしていく。

私は何が真実なのかを知りたくて、たくさんの本を読んだり、会いに出かけたり、セミナーに参加したり、気功やヨーガも習ったりしたけれど、たった一度の体験で全てがひっくり返るほど世界も宇宙観も変わった。 そういうことなんだ・・。

理性はゆらぐかもしれない。でも信念はゆらがない。それがストンと自分の腑におちるまで、人は外側のことにだけ気をとられ、知識を蓄え、頭で理解しようとするだろう。

そういう意味では、サイババはその時代の象徴だったのかもしれない。人々が「こうあってほしい霊能者の姿、見せ方」。そうじゃないと、信じられないもん、という曇った目。真の信者であったら、サイババは、灰やアクセサリーを出す必要もなかったのかもしれない。

その時代が終わろうとしている。人として本当に大切なことは、霊能力とかではなく、人としてまっとうであることだと思う。ではまっとう、とはなんだろう?

それを被災した人たちの行動や思い、言葉が示してくれているように思えてならない。

時に特別な能力を持つ人もいる。でも能力と人格は必ずしも一致するわけではない。その能力に驚いて、カミ扱いしてしまうと大変なことになったりする。(そういう人を何人も知っているが・・)

今は、人として一生懸命生きる、という時代に入った。 ニューエイジ・ブームの終焉。

そういえば私もカミから言われたんだ。「スピリチュアルからの完全脱却」と・・。 また、同時にカミはみんなが思っているような存在ではないと・・。

そして今言う。それは私の精神(SPIRIT)となった、と。外にあるのではなく、自らの内を流れるものでありそれは不思議でも未知でもなく、自分の一部として特別なものではなくただ在るものだった。 (みんなそうなのです)

この記事へのコメント
ホセは地震の後に亡くなったと連絡が来たのですが、地震の2日前に亡くなっていたのですか?
Posted by ふみ at 2011年06月29日 00:16
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