レベル7 の現実 

2011-04-12

とうとう福島原発の危険度が、レベル7のチェルノブイリと同等になった。

多くの人は、チェルノブイリといわれてもぴんと来なかったことも多かっただろう。でも、自分たちの国がそんなふうになるなんて、誰もきっと想像さえしていなかったと思う。安全で安心で、先端技術のある国、日本 と思っていたからだ。

そして、政府や官庁は対応素早く、すぐに解決できるだろうと思っていたからだ。

でもこの一ヶ月、まるで映画のシーンような地震と津波が実際起こり、日々同じくらいに揺れて、停電もあり、ガスも止まるという体験をリアルにしていくうちに、見えない「放射能」にも脅かされ、何を信じたらいいのか、どう生きたらいいのか、と精神状態が不安定な人たちが増えてきた。

信じていた先端技術も、原発に対しては何も準備されておらず、武器も持たずに戦場に出された兵士のような呈を世界にさらけ出してしまった。これから日本も、日本人も、日本製品も「放射能汚染」「無能」というラベリングとともに生きていく。

健康被害は後数年しないとわからないが、ガンや白血病、不妊、障害児などが増えるといわれている。

原発は、実際に稼動するまで10年かかり、閉鎖停止するまでに30年かかるといわれている。

およそ100年間、人が面倒を見ないといけない。そして事故があるたびに、命が脅かされる。

とにかく今は一日も早くこの福島原発が最大の危機を脱して、放射能を放出しないでゆるやかに停止へ向かう準備にいってくれればと思うばかりだが、周辺には高濃度の放射能があるためにこの除去など難題が山積みのようだ。

ある意味、今回のこの問題をださせるために、地震がおきたのかもしれない、と思わされるほどだ。隠されていたさまざまなものが一気に噴出し、肝心の政治力が機能していないということがいやというほどわかってしまった。

確かに、地震も津波も一箇所だったら、原発も一機だけだったら、もう少しまとまっていたかもしれないが、全部一度に勃発したため「何をどうしたらいいのか、どこから手をつけたらいいのか」状態だったかもしれない。

でも一連のつながりは、十分予測できること。この予測が「想定外」ということで、準備されていなかったことの露呈だった。

私たちにできるのは、過去に戻るのではなく、これらのことを現実にふまえてまったく新しい未来や地域を作っていくことだと思う。誰かに頼ったり、任せきったりするのではなく、ちゃんと参加して皆でつくりあげるという工程。

希望的な感覚が日々薄れていく中で、みんなで声を掛け合ったり笑顔を返しあったり、というそんな小さなことがどれだけ励みになるか。今私たちは、そんなところにいる。

レベル7。 このことを胸に刻み、決してあきらめるのではなく、この領域から抜け出せるようなアイデアや仕組み、モノなどを生み出すこと以外に、私たちの再生の道はないだろう。しっかり生きることをせず、あきらめて自堕落になってしまったら、今度こそ本当にカミは日本を沈めるだろう・・。 

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