放射能汚染とアーユルヴェーダ

2011-04-03

震災後3週間たち、福島原発は一向に収まる気配が見えない。

いろいろな人が意見を言うが、見えてきてしまったのはこれだけ原発を使っているのに日本には解決する手立てがまったくない、ということだ。フランスやアメリカの精鋭がやってきて、いろいろな装置や技術を駆使しているが、日本がなぜ今まで研究してこなかったのかまったくもって謎だ。

そんな中で、福島県立医科大学と広島大学、長崎大学が連携して研究することになった。

http://www.asahi.com/health/news/TKY201104020305.html

世界で唯一の被爆国である日本が、これまた世界で初めての大きな地震津波災害にあい、原発がやられなすすべもなく放射能を放出しまくる事態になり、それがいつまで続くか、健康への被害がどこまでなのか予見することもできない状態に今いる。

ただ、原爆症に関しての細かいデータを持っている唯一の国でもあるので、早期も含めた治療法などが見つかることが期待されている。

世界には、岩盤や砂などから自然の放射物質が放出されている自然高放射能地域というのがあり、なんとインドのケララ州は日本の30倍もあるという。そのほかには、イランのラムサール、

中国の陽江、ブラジルなどがあるが、そのほか山や高地では平地よりも多くなる。

アーユルヴェーダのオイルマッサージの発祥の地といわれるケララ州は南インドにあり、緑あふれる自然豊かな場所だが、薬草を使ったオイルマッサージはインドの伝統武術カラリパヤットの武士たちに施され、ケガの予防や体を鍛えるために使われていた。

インドのアーユルヴェーダも中国医学と同じように、北のハーブ療法と、南のオイルマッサージ技術が融合して今日に至っている。カラリパヤットは、北のバラモンが南下してケララに定着していったらしいが、バラモンはもともとヴェーダを知る人たちだったので、まとめることも容易だったのだと思う。

アーユルヴェーダの治療法のメインがパンチャカルマと呼ばれる浄化療法だが、この執拗なまでの細部にまでわたる排出技術は、確かに未消化物を取り除くのに役立つが、実際ほぼ全部受けてみて特にヴァマナという催吐法を経験したとき、「ただごとじゃない」と思わされた。

それがもしかして、ケララの高放射能地域で健康を維持するための、定期的な浄化療法として生まれたのかも、と思ったらとても合点がいったのだ。

前処置として行われるオイルマッサージと発汗法。この二つで、かなり体内の重金属も排出できるのだそうだ。さらに、前述の催吐法、寫下法、瀉血法、経鼻法などで徹底的に通路から排出させ、浣腸法では排出もするが、滋養もする、というダブル効果にもなっている。

自然高放射能地域では、長年にわたって人類が共存しているので、それに強い何かしらの免疫機能や遺伝子機能が培われているかもしれない。

そういうことも加味して、今回の放射能の汚染から私たちの健康を護る手立てを、西洋と東洋とあらゆることを客観しながら、あるものは融合し、あるものは順番を経て理想的な形で医療として発展できることを願う。

これこそ、西洋も東洋も近い国 世界の全ての情報がある国 日本 でしかできない東西医学融合の道であり、私が初めて行ったインドから帰ってくる空路で強く感応した感覚だった。

東西融合医学は、恩師幡井勉先生が願ってやまないものだった。

厳しい機会ではあるが世界に役立つ医療として、融合医療が確立されることを祈っている。

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