明確なビジョン

2011-03-31

地震発生から20日が経過した。

少しずつ落ち着きがでたものの、全体的には規模が大きいだけにばらつきもある。

福島をのぞいて、これから少しずつ復興をはじめていくが、よく比較される戦後や空襲のあととは取り掛かりがまったく違うので、本当に一つ一つ法律も含めて決めていきながら行わないと無理だろうなあ。

そんな中、政治家以外の方の明確なビジョンと、まっすぐ通る声に、曇り空が晴れていくような小気味よさを感じた。

<京都大学 藤井教授の国会意見>

http://www.youtube.com/watch?v=Gk5TNJhcKFg&feature=youtu.be

誰もが納得できるような明確なビジョン、そして綿密な企画 行動予定 を伴って、復興へのシナリオが作られる。何より、避難者の「生きがい=雇用・労働」を充実させることをメインに、器だけ形だけ作ればいいってもんじゃない、ということをはっきり言い切られたことに 拍手!!

違うのは、今までと同じものを作る必要のなさを知ることだ。

現在、避難者の方とフェイスブックなどで知り合ったが、そのリアルな報告と心情が伝えられて本当に必要なもの というのが見えてくる。

ずっと停電でいたのに、急に電気がとおっていきなり24時間営業の店が出現し、違和感を感じたそうだ。スーパーでみんな山のように買い物をするけれど、逆になくても良い生活を知ったらモノを買うことが少なくなったそうだ。

24時間営業すれば、また電気が必要となる。たしかに、経済的な部分もあるかもしれないが、昔の田舎のようにみんな6時ごろ店じまいして11時には就眠という生活をしていれば、夜店を開けておいても行く人がいないだろう。

都心では無理でも、地方ではこんなルーティンがごく自然に行われている。それにあわせた施設や場所があればいいし、最初はみんなで農業や漁業を一緒にやってもいい。とりあえず、自給自足から始めてみると、お金もそんなに要らないし、モノもそれほど欲しいと思わないだろう。(今回の津波を考えたら、もって逃げられないばかりか回収もできない)

それよりも、毎日自分が行く場所があって、体を動かし、みんなと励ましあい、一緒に食事をとり、喜び合える日々 というものが確立されてこそ、個人の充実というところに向かっていくと思う。

それこそ戦後はゼロから無我夢中で毎日過ごし、ひたすら上へ上へと国民全体が一斉に意識を向けていたが、今はそんな心情にはならない。

だからこそ、こんな風に明確にビジョンを示すリーダーの声は、希望となって未来図を想像できる。しかし現実は(特に予算とか)、国会を通せば通すほど、裏の実情などから骨抜きのプランになってしまったりする。そこをいかに打破できるかが、鍵だけれど・・。それには、共感するもの同志が団結するしかない。これが大きくなれば、面白くなる。

今回の地震で、国民は少し目覚めたと思う。自分たちの国がどうなるか、今までアタリマエと思っていた年金や福祉なども、アタリマエではなくなるだろう。一人一人が考え、痛みを分かち合わなければ復興はありえない。

新しい時代、新しい国、新しい価値観、新しい人力・・それにはまず、個人の頭から新しい発想を培って・・。

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