I am Sam

2010-09-01

何だか、真夏のように秋に突入した。

暑すぎる8月は、たくさんの熱中症の人たちをうみ、野菜はひからび、これからも続けば今までの<夏>を払拭させるような新たな生活法が必要になる、と感じられた。

アーユルヴェーダでは、水ではなく白湯をすすめるけれど、この暑さの中ではカラダに熱がこもってとても飲めなかった。冷えたレモン水のおかげで、今年は乗り切れた。冷房の中に一日中いる人には白湯がよくても、室内でクーラーをかけずにすごしている人たちは、発汗を促し体の熱を下げるものが必要になってくる。環境観察がとても大切だ。

そんな中で、ステキな映画を観た。 「I am Sam」

知的障害を抱えた主人公が成り行きで父親となり、彼女は出産直後に逃げ出し、おろおろしながら子育てをするストーリー。トム・ハンクス主演の「フォレスト・ガンプ」 の続き、みたいな感じだが、ここでのテーマは 「親とは、何か」ということ。

職場や裁判所で、たくさんの「知的な人たち」に裁かれ、親権を剥奪されそうになったとき、成り行き上で関わった女性弁護士が、自らの家庭を振り返り大切なことに気付かされる・・。主人公の子供は、心優しい気持ちを育み、父を一生懸命サポートする・・。

日本では、今日も「仕事しろ!」といわれ逆上した21歳の息子に刺殺される母親の事件があった。 

以前知的障害施設の作業所を視察したことがあったが、彼らは嬉々として働き、黙々と単純作業を行っていた。聞けば、「ストップ」をかけなければ、食事も休憩もとらず、ずっと仕事を続けてしまうという。サボることはもちろんなく、お互い労わりあうという。

上司がいなければ仕事をさぼったり手を抜いたり、給料が安いとすぐやめたり、文句をいうのは健常者だけだ。彼らのお給料はとても安いが、「働くこと、社会参加できること」が大きな喜びであり、できれば自立したいと考えている人が多かった。

I am Sam のサムという名前には、some(少し、少ない)の意味もあるよう。私は、ほんの少しのものしか持っていない。でもそのsomeは、他の人が持ち合わせていない貴重なもの。

なんにもないとね、少しでも嬉しいし、少しでもありがたい。 ないということは、実は幸せなことなのだ。そして、たった一つ大事にしたいことが見つかれば、someone となり、それがその人にとってonly one になる。

暑さでヒートアップした脳みそを、適温に下げてくれた ハートフル ムービーでした。(主演のショーン・ペンが上手すぎて、ダスティン・ホフマンのレインマンを思い出してしまいました)

 

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