この国のゆがみ

2010-03-29

政治も経済も混線を続けているが、何だか本当にバランスの悪さをあちこちに感じる。

そんな中で、今日こんなニュースを見た。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100326/213634/?P=1

介護職にある男性が、生活し続けることの難しさを感じ、結婚を契機に退社するという話。

確かに、重労働でありながら介護職の人の給与は一般の人に比べると著しく低く、仕事の内容と報酬は明らかに一致していない。

日本の福祉観の問題点が、集約されているような職である。

これを補うために介護保険制度などが導入されたが、介護が必要な高齢者の増加により施設だけでなくサービスの部門でも行き届かない現状がある。

同時に、待機保育児童もたくさんいて、こちらも施設が間に合っていない。

福祉の分野は政治に大きく左右されるが、財源をどこから持ってくるかが明確になっていないとススムに進まない状況になる。

こういう問題を総括して、国づくりを本来考えるのが政治家なんだろうけど、理想的な政策をしていた時代はあったのだろうか?

賄賂だの、使い込みだの、そんなのばかりが目に付き、たるんでゆがんだ顔のおじさん・おばさんばかりのような日本。

 その一方で、認知症の高齢者に7000万も買い物を強制していたという外商の人のニュースもあり、実際に日本の高齢者はしっかり財産をもっていたりする。

前述のニュースと、後述のニュースの違い・・。 この国のゆがみが反映されているかのようだ。

私も介護福祉士の資格をとったが、当時40代でとったため実際に現場で就職活動をすることは不可能であることを知っていた。若い人を安い賃金で、3年くらいのサイクルで稼動させる(カラダを壊すことが多いため、そのくらいでやめてしまう)ことが当たり前だった施設状況。

人の最後の「場面」を有意義に過ごすための場所である表面と、それを補佐する仕事の実情の裏面は相反し、複雑な気持ちにもなった。 

日本では、福祉の歴史が浅いため、まだまだ熟す途中なのかもしれないが、今後労働人口が減っていき、現状でも海外からの介護職を受け入れているのはこの賃金によるものなのだろう。

なんとも虚しいこの実情に、もっと多くの人に気付いてもらいたい感がいっぱいだ。

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