聖なるバレンタインデイ

2010-02-14

drbenbirthday.JPG  米寿のときの幡井先生

昨日は吹雪のとても寒い一日だったが、一転して今日は小春日和のような柔らかい日差しがふり注いだ。

そして、このバレンタインデイに幡井先生のお別れ会が催された。

告別式とかではなく、大きな告知をせず先生の思い出と旅立ちに思いを寄せる人たちが集まった会だったが、300名の人が献花をされた。

私はこの一週間あまりの間に3つものお別れ会に参加したが、今日の式に参加してあらためて「逝き方」「見送り方」を見せてもらった気がする。

念入りに弔われる式と、先生は旅立たれて8時間後にはホルマリン漬けにされて解剖まで1年間をすごす対極のあり方・・。

私は母が逝った時、亡くなる前、そして葬儀の後、その「思い」がずっと留まっていることを感じさせられた。そのために、霊能者さんに御魂上げを託し、3ヵ月後にようやく成仏となった。母は「花の香り」で知らせてくれ、その直後にUFOまで見てしまった。

父のときは、本当に父を思う人だけで葬儀をと思い、親類だけで密葬にした。とても簡易な方法ではあったが、思いを土砂降りから晴天にたくし、見事に逝ってくれた。(母に迎えを頼んだ。)

そして、アーユルヴェーダで私をここまで導いてくれた師である幡井先生は、その生き様を通じて見事にアーユルヴェーダを伝えきってくれた。

亡くなる10日前に、辞世の言葉まで残されて・・・

「アーユルヴェーダで癒され、心の安らぎ、平安を得た、得た、獲得した・・」 

先生たちとともに生み出したアーユルヴェーダの小冊子「シャーンティ・マールガ(平安への道)」

を体現されて、昇華された。だからこそ、最後のお顔があれほどまで神々しく安らかだったのだろう。

「あなたは、先生から本当にかわいがられたわね、まるで娘のように・・」 かつて葛藤のあった方から告げられた言葉。本当にその通りだった。実の親の言うこともほとんど聞かない暴れ馬のような娘。師である先生に対しても、その意に沿うことはあまりできなかった。

でも先生は心に留めてくださり、会社を始めたときも、セミナーのときも応援してくださり、昨年のJAAの忘年会のときには、体調が優れないにもかかわらず「絶対に参加する!」とかけつけてくださり、「本当に自分に良くしてくれてありがとう」と言葉をくださった。今思えば、お別れに来てくれたのだと感じる。そして、最後まで気遣ってくださった。

自分の最期を悟り、全てを整理されて、最期は式を行わず誰にも負担を強いずにひっそりと旅立たれた生き方。ラスト・サムライ・・

私の心には悲しみの感情はなく、ただただ感謝と先生の旅立ちへの祝福があるばかり。

先生は決して禁欲的な生活をしていたわけではない。お酒も飲むし、タバコもたしなむし、お肉もお魚も食べるし、女性も大好きだし・・。 でも、人のため、アーユルヴェーダのため、無欲に人生の全てをかけられた。先生には、「駆け引き」なんていやらしいものが微塵もなかった。

でもこれが、神が喜ぶ生き方だった。先生は、神様にちゃんと通じていたのだ。

私が先生から学ばせていただいたアーユルヴェーダは、「イノチのあり方」。人として、人間として一番大切なものを教えていただいた。

そして不思議なことに、リレーのバトンを渡されるように繋がれた新たな縁。この「イノチの宝」をさらにつなげるために、これから私は残りの人生を先生のように無欲に生きられたら、と願うばかり・・。

聖なる日、St.バレンタインデイの奇跡。そして今日は新月、中国では新年。

反転が始まる・・・。

この記事へのコメント
駆け引きの無い人生。
そのように、あれたらと思います。
若造には研鑽と精進あるのみです。
いつか、無欲の境地で生きてゆけるようになったら大気の動きを感じることができるようになるのでしょうか。
お会いしたことはございませんが、幡井先生の御冥福を深くお祈り致します。
新しい医学を日本に受け入れて下さいましたことへ切に有り難いことと深く感謝の念を贈ります。
Posted by at 2010年02月17日 05:10
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