二つの部屋

2009-01-30

世の中が本当にタイヘンなことになってきた。って、自分だってなかなかタイヘンだけれど、私は今二つの部屋を同時に見ているような感覚がある。

Aという部屋には派遣村に集まる人たちのように苦悩に満ちた人が寄り添い、Bという部屋には前向きにしっかり考えてエネルギッシュに活動する人たちが集まっている。ここでの会話を想像で聞いてみると、Aにはため息が充満し誰かを(会社を)恨み、プラスのベクトルが少ない。Bという部屋は成功談があふれ、活気がありプラスのベクトルが加速している。

しかし、これはどちらがよくて悪いということではない。このAという部屋にBの部屋の数人を招きいれ集まった人たちと話し合っていくと、その中には顔を上げて頬を紅潮させ目を輝かせる人もでてくるだろう。真のリーダーとは、人をやる気にさせるだけでなく具体的にイメージさせる力をもてる人だ。そしてAの中のその人たちは、語ったBの人の話を真剣に聞き、敬い、感謝という感情をもってそのBのリーダーとしっかりした信頼関係を築いていくだろう。

ではBの部屋ではどうかというと、やがて「誰が一番すごいか」という自慢話になり、お互い張り合って利害関係でしか関係性が成立しない、という風潮が生まれてくる。そこにやがてマイナスのベクトルが派生し、争いが生まれAの部屋とBの部屋は逆転していく・・・。

そんな光景が身近にもあり、あちこちに、そして世界の中にも見えるのだ。勝者と負者に見えるだろうが、一時的な結果を見てラベリングする浅はかさを、そろそろ卒業する時期なのだろう。本当の力に変えていくシステムが再構築される時期なのだ。

これにはマスコミや、情報の中で踊らされずに、人間の洞察をしっかり行い、人間の力、それぞれの持つ力を自分自身でどれだけ気付き磨き生かすか、ということが「鍵」になる。

今自分がAという部屋にいると感じているならば、人の優しさや思いやりということを目一杯磨き、協力しあうということを心がければ、やがて大きな力になるだろう。Bという部屋にいると感じているならば、驕りや傲慢さを捨て冷静に物事を観る感覚を養い「包容力」という形に変換していけば、大きな組織になっていくだろう。

誰もが気付いているように、この国には真のリーダーはいない。サムライはいない。

マツリゴトの狂気に狂わされないためにも、まず近くの者から寄り添っていくことが大事だ、と感じるのだ。

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